SEOの基礎知識
「SEO」とはなにか、なぜ必要なのかなど、「SEO」を考慮したサイト作りをするためのSEOの基礎知識です。サイトを作るときに、「SEO」がどういうものかをおおまかにでも知っておくことは大切です。
検索エンジンから集客を増やす
「SEO」とは、検索エンジン最適化の略称。
この対策を行うことで、集客を増やし、お問い合わせや売上を向上させる。
検索エンジンが独自の「アルゴリズム」に従いWebページを提供している。
今までの検索エンジンに対してのSEO対策から、現在は「ユーザー向け」に変わっていて、 「スマホを中心」としたWebページ作りが基本。
なぜSEO対策が必要なのか
オーガニック検索(広告検索枠をのぞくキーワード検索)で1番目に表示されると、約17%の確率でクリックされる そうなので見てもらえる機会が増えるということ。
例:googleで月間6000回以上検索されているワード「絵本 プレゼント」で1位になった場合、月間1000件ほどの訪問者を獲得できる可能性がある。ということ!
「クリックした人=顧客になる可能性がある」という大きな意味がある。
ロボットではなく、人へのアプローチ
現在の検索エンジンはキーワードを人と近いかたちで理解できるようになっている。ので
「SXO」(検索体験最適化)という言葉が使用されるようになってきた。
今までは「有効なワードを入れる」、「被リンクを集める」、「コンテンツを量産する」
ということがSEOに効果的とされていたが、逆にペナルティをうけて表示順位が下がるなど
アルゴリズムもどんどん変化している。
SEOも目標を達成するためのひとつの手法にすぎない
検索エンジンを通じてユーザーと接点を持つ手法としてはリスティング広告という選択肢もある。
目標を申込件数や、売上としたとき、
手法はSEOのほかにリスティング広告やディスプレイ広告、メルマガなどがあり、
それぞれのメリットデメリットを理解し、状況に応じてベストな選択をすることが重要となってくる。
SEOと広告の使い分け
「検索クエリ」とは、検索ユーザーが情報を探す際に、入力する語句やフレーズのこと。
ここからユーザーが「何をしたいか」「どこへ行きたいか」という特定の目的以外でも
「ふと気になって調べる」ために検索するという人が半数以上いたりする。
つまり、購買意欲の高い検索クエリ「通販 フットサルシューズ」「おしゃれ ペンケース 安い」などは、リスティング広告や、ディスプレイ広告が効果的で
ふと気になった際の検索クエリ「◯◯とは?」「◯◯の意味」などは情報収集を目的としているのでSEOが効果的といえる
SEOと広告のちがいを理解する
広告は検索したワードの上部に表示され、クリックすると設定していた予算から自動的にクリック単価が減っていくシステムで、
お金に結びつきやすいクエリは人気や競争率が高く、上部の多くが広告になる。
購入意図が低いクエリについては、ムダなクリックでコストばかりが増えてしまうので、避けるために広告は少なめになる。
つまりSEOは、情報収集段階からユーザーとの接点を持ち、コンテンツを通して信頼を築き、購買まで結びつける、という持続的な関係性を構築するのに適している。
表示順位が目的じゃない。SEOの成果と価値
誰も検索しないクエリの順位で1位になっても集客には結びつかない。またPV数が多くても、コンテンツの文脈と商品とサービスに関連性がないと成果に結びつきににくくなる。
コンテンツは炎上しないように信頼のある内容にして、企業のイメージがマイナスにならないようにすることは必須。
成果の指標はなにか
CV:コンバージョン(申し込みやお問い合わせの直接の成果)
PV:ページビュー(Aページを見て、Bを見て、Cを見たら、3PV)
セッション数:一連の行動単位(ブラウザを閉じるまでの行動)
直帰率:サイト内に入ってユーザーの興味のあるものに届けば下がる。
滞在時間:コンテンツの閲覧などで利用する時間
順位:コンテンツの質が高く、充実していれば自然と上がる。
被リンク/SNSシェア数:コンテンツの質が高く、充実していれば自然と増える。
SEOを実施するタイミング
新規で制作する場合は、最初からSEOを考慮したサイト作りを行うようにすること。
運用が長く、ページ数が多いサイトは、リニューアルのときにSEOを考慮するように。
古いシステムを無理やり解決するよりは、新しいシステムに置き換えるほうが、合理的だったりするためです。
ブログを活用して、ユーザーに役立つ記事を作成するといった運用面での対策もあります。
品揃え豊富な大規模サイトに勝つためにはこちらは有用です。
効果が出るまでの期間
検索エンジンは過去の取り組みや専門分野での活躍度などを見ています。
なので、テーマを絞り質の高い、専門的な分野に特化したコンテンツを作りましょう。
- ・テーマが専門的だと認識されていない
- ・ライバルが多く、専門性が高い分野
- ・放置気味のサイト
- ・過去にスパム判定をうけた
このような場合は時間がかかります。
SEOのコンテンツは外注より勉強して内製がよい
外注で行う場合は、ガイドラインに違反しているような会社もあるので注意が必要。
また、記事を外注する場合も自社の強みや専門知識、商品の特徴が把握できていないためにうすっぺらい内容になると意味がないので、
アドバイスなどをうけながら、自社でとりくめる体制を整えていくようにする。
SEOで考慮するポイント
・検索ユーザーが快適に使用できるWebサイト
スマートフォン対応、ページ表示速度。
・検索エンジンの巡回を手助けする要素
XMLサイトマップで検索エンジンにWebサイトの全体像を把握してもらおう!
・訪問者や検索エンジンにとって内容の理解を助ける要素
alt属性やタイトルタグなど、検索エンジンの理解を助ける要素がたくさんある。
わかりやすいレイアウトと、見出し構成がユーザーにとって読みやすいコンテンツになる。
・質の高いコンテンツから集まる自然な被リンク
よい内容は自然とシェアが増えるというもの。
・検索のユーザーに対してニーズを満たした情報を提供。
検索ユーザーが調べた場合に、専門家として適切な答えを与えることができるように。